正しい年俸制評価の進め方

2018年12月1日発行
A5判/本文32頁
本書は、「役割責任等級制による年俸制導入」の解説です。しかし、ただドラスティックに変革をしていけば、やはり軋轢が出てしまうものです。
取材記事にある、終身雇用、家族的経営の良さを再認識してもらいながら、人事制度改革を推し進めてもらいたいと思います。
記事は今から28 年前のものですが、その時代にも、年功賃金から移行した職能資格制度が行き詰まりを見せ、アメリカ的な思想に基づく成果主義賃金がクローズアップされていました。しかし、知っての通り、行き過ぎた成果主義は、結局のところ日本にはなじまなかったのも事実です。
ただ、成果主義や職能給が全く使い物にならないということでもなく、会社の事情に合っているのであれば特に問題はありません。だからといって、社内外の変化していく環境に対応するなど努力 をしていかなければ、事業存続も難しくなることも自明の理です。 改革の選択肢の一つとしてご活用いただければ幸いです。