「儲かる体質」に改善する10の経営分析法
総資本経常利益率(ROA)で会社の経営効率を見てみよう!
会社の収益性=経営効率をみる為に、従来日本でもっともよく使われている指標である「総資本経常利益率」(ROA)についてみていきましょう。
この経営効率を計る経営指標を検討するにあたっては、まず、もっともポピュラーな、投資の運用ということを考えてみる事をお勧めします。
もし、あなたが今100万円もっていて、どういう投資に運用しようかと考えている時、Aの投資は、1年後、10万円利益が得られ、Bの投資からは5万円の利益がえられるとしたら、あなたは、どちらの投資がより収益力 (投資が利益を生み出す力)が高いと思いますか?
もちろんAの方だと言われると思います。その時、Aは利益10万円を、元手100万で割って、100%掛けて10%の利回り、同様にBは、5%とその利回りを計算して比較し、Aの方がBよりその利回りの率が高いので、Aが有利だと判断したとおもいます。投資の判断では、投下した元本に対して、そこから得られる運用益である利益の大きさとの対比で、利回りを計算します。
実は、この考え方を企業の経営にあてはめてみてみると、元手を企業経営で運用して、そこからいくらの利益を得たかということになります。
総資本経常利益率(ROA)で会社の経営効率を見てみよう! 総資本経常利益率(ROA)はどのように計算したらよいのか? 会社の経営効率はどうすればよくなりますか? 「稼ぐ力」をどうすれば、強くすることができるのか? 従業員一人当たりの「稼ぐ力」を見てみよう! 資本の有効活用っていったいどういうことだろう? 資本の有効活用を高める方策 ステップ1-在庫は眠っていませんか? 資本の有効活用を高める方策 ステップ2―売掛金はきちんと管理 資本の有効活用を高める方策 ステップ3-遊休資産に遊ばれていませんか? 株主資本利益率(ROE)からなにがわかるか?